2018年5月15日火曜日

キーボードのテンキーを利用したい場合の注意

OSインストール法のキーボードの設定項目において注意したように、日本語109キーボード上のテンキーを利用したい場合、キーボード上の「NumLock」キーを押してからでないとテンキーとして利用可能になりません。

この件についてもう少し詳しく説明します。

テンキーつきの日本語109キーボードにはNumLockの状態があり、NumLockがONならばテンキーとして動作し、OFFならば矢印キーなどとして動作します。
NumLockの状態は、恐らくキーボード上のLEDの点灯状態で表示されていることが多いでしょう。

WindowsなどではNumLockがONの状態で起動するのに対し、Raspberry PiではNumLockがOFFの状態で起動するようです。

もちろん、手動でNumLockをONにすれば良いのですが、Raspberry Pi起動時にNumLockを自動でONにする方法があるようですので、以下にその方法を記します。
(ただし、システムの設定を変更する必要がありますので、自己責任でお試しください)

まず、以下の2つのコマンドを順に実行し、「numlockx」というアプリケーションをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install numlockx
そして、このnumlockxをRaspberry Pi起動時に実行するようにします。

そのために、設定ファイル/etc/rc.localを管理者権限のテキストエディタで下記コマンドにより開きます。
sudo leafpad /etc/rc.local
なお、NOOBS 3.2.1以降ではテキストエディタとしてleafpadではなくmousepadを用います。
sudo mousepad /etc/rc.local
このファイルには様々な設定が書き込まれていますので、それらを壊さないよう注意ながらファイル末尾に移動して下さい。

このファイルの末尾に「exit 0」という行があります。
この行の手前に、「/usr/bin/numlockx on」という1行を追記します。
追記した結果を、元からある「exit 0」とともに表示すると下記のようになるでしょう。
/usr/bin/numlockx on
exit 0
以上の変更を施したら、ファイルを上書き保存し、テキストエディタleafpadを閉じます。 Raspberry Piを再起動し、デフォルトでNumLockが自動的にONになっていたら成功です。

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